読書と読書会

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【読書メーター】6月度のまとめ

▼10日ほどブログの更新を休んでいましたが、何とか再開できました。

 

6月の読書メーター
読んだ本の数:4
読んだページ数:1176
ナイス数:125

NHK 100分 de 名著 レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 2021年6月 (NHK100分de名著)NHK 100分 de 名著 レイ・ブラッドベリ『華氏451度』 2021年6月 (NHK100分de名著)感想
【1回目】100分de名著テキスト中でも、出色の出来と思う。戸田山氏の解説は平明で、かといってくどくもなく、かつ読みの深さに圧倒される。ディストピア小説として知られるので、最後に主人公は死ぬものと思っていたが、大規模な戦争が起こった後でも(何と、たった1行で表現される!)生き延びる。以下、引用。「本好きであるだけで、知的だったり倫理的だったり人間的だったりするわけではなく、大事なのは『本をどのように使うか』ということです」。※『』内、本文では傍点。
読了日:06月14日 著者:戸田山 和久


社会学史 (講談社現代新書)社会学史 (講談社現代新書)感想
【オーディオブック】古代ギリシアから、フロイトマルクス等を呑み込み、フーコールーマンに注ぎ込む潮流を俯瞰したもの。その広範さは、ある意味で社会学を逸脱している。しかし、私には難しくてよくわからなかった。オーディオブックという、慣れない媒体で接していたことを割り引いても、である。
読了日:06月17日 著者:大澤 真幸


華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)華氏451度〔新訳版〕 (ハヤカワ文庫SF)感想
【1回目】本の所持を認めず、見つかり次第「昇火士」による焚書が行われるようになった近未来のアメリカを描く。近未来を描いたディストピア小説である『1984年』と違うのは、ビッグブラザーのような集権的な管理者・権力者が見えないことだろうか。主人公のモンターグを追い詰めていたのは、そうしたわかりやすい敵ではなくて、確立されてしまった、高度大衆消費社会そのものであった。ところどころに挿入される特異なリズムを刻む文体が、緊張感を高めている。ここで鳴らされている警鐘は、時遅しとも取れるが、そうであってはならない。
読了日:06月18日 著者:レイ・ブラッドベリ


オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)オルテガ『大衆の反逆』 2019年2月 (100分 de 名著)感想
【2回目】オルテガを始めとして、バーク、トクヴィル西部邁らの大衆批判を収めている。再読したのは、『華氏451度』での高度消費社会批判に接続できないかを検討したかったためである。理性を盲信し、歴史との交流を閉ざした大衆の横暴を暴き立てていると感じた次第。
読了日:06月27日 著者: 

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