読書と読書会

読書会を文化として社会に根づかせたいと考えています。

【読書会報告】本を読めなくなった人のための読書論(若松英輔著)④

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▼2018年に発足させた「オンライン読書会」は、そろそろ約90回を迎えます。これまでご参加くださった全ての方々に、心から感謝申し上げます。

 

▼舞台を移して開催するようになって、14回目となる今回は、若松英輔さんの『本を読めなくなった人のための読書論』を講読しました(第4回目)。これは第2期めとなりますが、第1期は宮本輝さんの『錦繍』を9回かけて読了しました。

 

▼論点はいくつもありますが、以下にあげてみることにします。今回は第2章の後半部分を読みました。

 

①本を読めなくなっていることには理由があり、それは言葉の「断食」のようなもの。過度の断食もいけないが、断食明けに、いきなりの量を食べても身体にはよくない。読めないときには、読まなくてもよい。

 

②本を読むことは「食事」にも例えられる。パンを早く食べるとか、たくさん食べることを意識する必要はない。

 

③また、読書は「呼吸」でもある。息を吸うことが読むことに例えられるのであれば、息を吐くことは、書くことに相当する。読めないときには、書いてみることも大切。

 

④読書ができるようになることは、自分を言葉が支えていることへの信頼の回復であり、それはまた、人間に対する信頼の回復なのであろう。